俺が絵を始めたのは27歳だった。

それまで、自分がプロのレベルまでの絵の才能があると思わなかった。

もちろん子供の頃に絵はうまかったが、「上には上がいる」という、兄貴が言った言葉は頭の片隅にいつもあった。

俺が生まれた山梨の片田舎に、日本で秀でた才能の人間がいるはずないと思っていた。

だが、その兄貴の言った言葉は違う。兄貴がその言葉を言ったのは、兄貴が中学生だ。そんなものを信じていいはずが、本当はなかった。

俺は、自分の才能に気が付かず、危うく今の人生とは違う道を歩んでいただろう。

だが、才能があるのに、気付かず、違うことをしている人が、絶対いると思う。

このことは、27歳で絵を始めた時に、思っていた。

テレビで、才能もないのに存在を宣伝され、大家になった人もいるだろう。

だが、もうすぐテレビは終わる。先はない。

その後に何が来るかというと、個人テレビ局の時代が来る。

自分の才能を見つけたが、もう年齢が遅いから!という人も、ここで、発見した自分の才能を披露できる。

未来は偽物でなく、本物の才能が表に出てくる。

これからは本物がコンピュータに出てきて欲しい。

俺も負けずに頑張る。

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